なるほど!2年住んでわかった、シェアハウスのメリット・デメリット

シェアハウスの存在は知っていても、実際はどうなのかわからないですよね。

はじめて知り合った人とよくこんな会話になります。

シェアハウスに住んでいます。

え~どんな感じ?

私のシェアハウスは知らない人と30人くらいで住んでて、 …(略)… だよ!

へぇ、思ってたより良さそう。今度遊びに行ってもいい?

話を聞く前は、漠然と「テラスハウスみたいな感じ?」「プライベートがなさそう」というイメージを持っていた人も、聞いた後はけっこう「思っていたよりアリかも」と言ってくれます。

私のシェアハウス歴は、スペイン留学時に4か月間、日本で2年以上です。

この記事では日本での体験を踏まえて書くので、ぜひ最後まで読んでください。

読んだら住みたくなっちゃうかもね!

  1. シェアハウスとは
  2. シェアハウスのメリット8選
    1. メリット①普段出会えない人と知り合える。
    2. メリット② 楽しいイベントがある 。
    3. メリット③ 外国人が多いシェアハウスは、異文化交流ができる。
    4. メリット④ リビングに行けば話し相手がいる。
    5. メリット⑤ 困ったときに助け合える。
    6. メリット⑥ 家具、家電などを買う必要がない 。
    7. メリット ⑦ 同様の生活レベルの一人暮らしより1か月の生活費が安い。
    8. メリット⑧たまにだけ必要なものをシェアでまかなえる。
  3. シェアハウスのデメリット5選
    1. デメリット① 部屋に友達、恋人を招きづらい。
    2. デメリット ② 冷蔵庫や冷凍庫の中で広いスペースが使えない。
    3. デメリット③ 洗濯機、乾燥機を使える時間が決まっている。
    4. デメリット④ ルールを守らない人、マナーのない人がいるかも。
    5. デメリット ⑤ 知らないところで自分の情報がもれているかも。
  4. シェアハウスの規模別メリット・デメリット
    1. 小規模シェアハウスのメリット・デメリット
    2. 中規模~大規模シェアハウスのメリット・デメリット
  5. 【番外編】メリットが一番多く、デメリットが一番少ない最強のシェアハウスとは
  6. 自分に合ったシェアハウスを選ぶコツ
  7. 少しでも興味を持ったなら、実際にシェアハウスを見てみよう!
  8. シェアハウスに向いている人、向いていない人
  9. まとめ

シェアハウスとは

シェアハウスとは「リビングやキッチンなどを知らない人たちと共用している家」です。(もちろん住み始めたら友達になります)

似ている言葉でルームシェアがありますが、これは「友人数人で家を借りて住む」ことを指します。

一口にシェアハウスといっても様々なタイプがあります。

すべてのタイプに共通しているのは、リビングは共用ということです。

では、どんなタイプがあるかと言うと…

住んでいる人数で分類

  • 小規模シェアハウス:10人以下
  • 中規模シェアハウス:50人以下
  • 大規模シェアハウス:それ以上

部屋タイプで分類

  • 個室
  • ドミトリー:部屋の中に2段ベッドがある。テラスハウスみたいな感じ。
  • 2人部屋:ふつうのベッドが2つある。カップルがよく住む。

部屋の設備で分類

  • 個室ですべて完結:個室の中に生活家具、水回り系がすべてある。
  • 個室に家具など備え付け:水回り系は数人で共用。
  • 個室に何もない:生活家具を自分で用意しなかればならない。水回り系は数人で共用。

※家具など=机、ベッド、ストーブ、小さな棚など。
ハンガーラック、鏡などを貸してくれるシェアハウスもあります。

※水回り系=トイレ、洗面所、洗濯機、乾燥機、浴室、台所。

シェアハウスの規模によってメリット・デメリットが少し変わるのですが、 まずはすべてのシェアハウスに共通しているメリット・デメリットを解説します。

シェアハウスのメリット8選

①普段出会えない人と知り合える。

②楽しいイベントがある。

③外国人が多いシェアハウスは、異文化交流ができる。

④リビングに行けば話し相手がいる。

⑤困ったときに助け合える。

⑥家具、家電などを買う必要がない 。
(家具を自分で用意するタイプのシェアハウスもあります)

⑦同様の生活レベルの一人暮らしより1か月の生活費が安い。

⑧たまにだけ必要なものをシェアでまかなえる。

それぞれ簡単に解説していきます。

メリット①普段出会えない人と知り合える。

一人暮らしや実家暮らしの人は、仕事場や飲み屋、何かのイベントでしか人と会う機会がないと思いますが、シェアハウスでは日常的に様々な仕事、国の人と知り合えます

季節の変わり目には新しい人が入居してくるので、色んな友達ができたり、様々な仕事の話が聞けたりします。(恋人もできるかも!)

実は私も、シェアハウスでの出会いによって人生が大きく方向転換しました。

仲良くなったあるエンジニアの影響でブログやツイッターをはじめ、そして日本語教師をやめプログラマーに転職しちゃったんです(/・ω・)/

そんな素敵な出会いがシェアハウスにはあります°˖✧

メリット② 楽しいイベントがある 。

住む人が多いほどイベントが多くなりやすいです。

例えば、私の住むシェアハウスでは

・屋上でBBQ
・キャンプ
・映画鑑賞
・イタリア人によるパスタパーティー
・ぷよぷよ&テトリスアジア大会(台湾人vs韓国人vs日本人)
・市主催の大運動会に参加

など、毎月イベントがあります。

リビングにある連絡ノートに誰かが企画を書いて、参加したい人は名前を書いていくスタイルです(^ω^)

メリット③ 外国人が多いシェアハウスは、異文化交流ができる。

シェアハウスによって外国人が多いところ、日本人ばかりのところがあります。

外国人が多いとその国の言葉や文化、料理を教えてもらったり、日本で生活する外国人ってどんな人たちなのかわかったりして面白いです

メリット④ リビングに行けば話し相手がいる。

嫌なことがあって一人じゃ耐えられない、誰かのそばにいたい、気分転換したい…

という時は、リビングに行けば解決です(^^)/

メリット⑤ 困ったときに助け合える。

例えば、就職先に迷っている時、いろんな職業の話が聞けたり、時には職場を紹介してもらえることもあります。

またお金がピンチの時は、料理を分けてもらったり、みんなで鍋をして食費を安く済ませることもできます。

さらに、地震が起きた時には身の安全を確認し合ったり 、協力して水を確保したり…大変だったけど、一人じゃなくてよかった!!(私の実体験です)

困ったとき辛いときに心強い仲間がいます。

メリット⑥ 家具、家電などを買う必要がない 。

新たに一人暮らしを始めるとなると洗濯機、ベッド、テレビ、食器、調理器具などお金がかかりますよね。

でも、シェアハウスならみんなでシェアするので買う必要なし

引っ越しの初期費用がかなり抑えられます

※自分の部屋でテレビが見たい人は別途用意しましょう。

※家具を自分で用意するタイプのシェアハウスもあります。

また、前の住人の不用品(ハンガー、本立て、雑貨など)がもらえることも。

実際、私がシェアハウスに越してきて買った大きなものは、本棚(5,000円)だけでした。

メリット ⑦ 同様の生活レベルの一人暮らしより1か月の生活費が安い。

家賃に関しては、シェアハウスの設備や家の広さによって、それが安いのかどうかの判断が変わってきます。

ですが、共益費、光熱費などを含めても、1か月分の生活費はだいたい一人暮らしより安い傾向にあります。

メリット⑧たまにだけ必要なものをシェアでまかなえる。

例えば、調味料、割りばし、ガムテープ、接着剤、工具、テレビゲーム、マンガなど。

買うほどでもないけど使いたいな~というものが、リビングにシェアとして置かれていたりします。(買っておいといてくれた人、ありがとう!!)

みんなでシェアすると生活費の節約になりますね。

シェアハウスのデメリット5選

メリットだけでなく、デメリットについてもしっかり紹介していきます。

①部屋に友達、恋人を招きづらい。

②冷蔵庫や冷凍庫で広いスペースが使えない。
(個室に備え付けの場合は別)

③洗濯機、乾燥機を使える時間が決まっている。
(個室に備え付けの場合は別)

④ルールを守らない人、マナーのない人がいるかも。

⑤知らないところで自分の情報がもれているかも。

悪い面もくわしく見ていきましょう。

デメリット① 部屋に友達、恋人を招きづらい。

友達や恋人を部屋に招いてもOKなところが多いですが(禁止している所もあります)、壁がうすい場合、会話などが隣の部屋にもれてしまうので気を付けなければなりませんΣ( ̄ロ ̄lll)

また、特に何もなかったとしても、近くの部屋の人に「あ、今あの人の部屋に恋人が来てるんだ…変な音がしたら嫌だな…」と気を使わせてしまうおそれも(笑)

ただ、そういうことを全然気にしない人たちもいるので、どんなタイプの人が住んでいるのかよく観察したり、事前に招く際のルールを確認しておくようにしましょう

デメリット ② 冷蔵庫や冷凍庫の中で広いスペースが使えない。

個室に冷蔵庫が備え付けの場合は心配ないです。

共用キッチンに冷蔵庫・冷凍庫(中規模以上シェアハウスではたいてい業務用)がある場合は、 その中に部屋番号 (または名前) が書かれたにカゴが入っています。

私のシェアハウスの場合は、30cm×60cmくらいのカゴです。

ですので、たくさん買い込んでしまっておくとかは難しいです。

私は料理しないので大丈夫ですが(笑)、料理好きな住人は、かごから少しはみ出るくらいで何とかやりくりしています。

だから、料理好きの人でも絶対に無理ということはないです(・ω・)

デメリット③ 洗濯機、乾燥機を使える時間が決まっている。

こちらも、 個室に洗濯機、乾燥機が備え付けの場合は心配ないです。

これらが共用の場合は「使える時間は 7~23時」みたいに決まっています。

ですので、平日みんな仕事から帰ってきた後(19時以降)に洗濯機をまわそうと思ったら、ほかの人が使っていて待たなきゃいけない!ということもあります

また、シャワーについては、 朝早く出勤する人や夜遅く帰ってくる人に配慮して、ルールで決まっていないこともあります

それでも、例えば早朝2時などみんなが寝ている時間には使わないのが暗黙のマナーだったりします。

デメリット④ ルールを守らない人、マナーのない人がいるかも。

もし、近くの部屋の人が、デメリット①~③で書いたことを全く気にしない人だったら、嫌な思いをしてしまいます。

私も以前、早朝に乾燥機の音で起こされたことがあります(´;ω;`)

本人にお願いして直してもらいましたが、もし全然直してくれない場合は、シェアハウスの管理会社に相談するとよいです。

管理会社の人は、シェアハウスのイベントに顔を出してくれたり、内覧でよくシェアハウスに来たり、フレンドリーに話しかけてくれる人が多いです。

もし嫌なことがあったら、本人や管理会社の人に相談できます(´・ω・)

デメリット ⑤ 知らないところで自分の情報がもれているかも。

シェアハウスには人と話すのが好きな人が多いので、「山田さん最近彼女と別れたらしいよ~」「ゆりちゃん仕事辞めたんだって!」など住人の情報をリビングで話す人もいます。

本人は悪意なく、ただ共通の話題として話しているだけですが、知らないところで自分のあまり知られたくない情報がもれているかもしれません

おしゃべりな人には秘密を言わないようにするか、または「シェアハウスはそんなものだ!」と割り切れると生活しやすいです(^ω^)

では続いて、 住んでいる人の数で分類した規模別で、メリット・デメリットを解説します。

シェアハウスの規模別メリット・デメリット

小規模シェアハウスのメリット・デメリット

小規模シェアハウスを一言でいうと

プライベートが守られていて、落ち着いて暮らせる大人な空間♪

メリット

・うるさくなりすぎない。静かに過ごせる。
・キッチンなど共用部が汚れにくい。
・家に人が遊びに来ることが少ないので静か。

デメリット

・イベントが少ない。
・せっかくシェアハウスに住んでいるのに、全く人に会わない日がよくある。

中規模~大規模シェアハウスのメリット・デメリット

中規模以上シェアハウスを一言でいうと

 

色んな人と交流したい!遊びたい!
人好きが集まるアットホームな空間★

メリット

・イベントが多い。
・リビングに行けば誰かと話せる。

デメリット

・パーティーで夜うるさいことがある。
・知らない人(住人の友達など)がリビングにいることがよくある。

規模によってシェアハウスの魅力がけっこう変わるので、どんな生活をしたいか考えて選ぶとよいです(・ω・)ゞ

普段は小規模シェアハウスのように静かに暮らしたいけど、イベントの時は盛り上がりたいし… 。
そういう時は小規模か中・大規模、どれに住めばいいのかな。

そんなあなたに朗報です!

なんと、小規模~大規模シェアハウスのメリットを持ち、かつデメリットの少ない最強のシェアハウスがあるのです!

【番外編】メリットが一番多く、デメリットが一番少ない最強のシェアハウスとは

それは、個室に水回り系( トイレ、洗面所、洗濯機、乾燥機、浴室、台所 ) も完備しているタイプの中規模以上シェアハウスです。

なぜ最強かというと、具体的には以下の4点です。

  • 夜中でも洗濯機・シャワーに入れる。
  • 人と会いたくないときはリビングに行かなくてもこと足りる。
  • 人と会いたいときはリビングに行けばいい。
  • 人が多いのでイベントも多い。

イベントを楽しみつつ、一人の時間も充実させることができてサイコーですね(´∀`*)

ただ、デメリットもあります。

ほかのシェアハウスと比べて家賃が高い。

家賃だけでなく、光熱費も少し高くなる場合があります。

共用部(リビング、キッチン)の光熱費は住人で割り、それに自分の個室の光熱費をプラスして払う場合が多いからです。

自分に合ったシェアハウスを選ぶコツ

前述の「シェアハウスの規模別メリット・デメリット」を参考にして、自分がどんな生活を求めているかによってシェアハウスを選びましょう

インターネットで調べれば、シェアハウスの規模、部屋タイプ、家賃、光熱費、共用部の様子などが載っています。

自分の好みのシェアハウスを見つけたら、実際にシェアハウスを見に行ってみましょう( ^ω^ )

実際に見れば、シェアハウスでの生活がよりイメージできるようになります!

少しでも興味を持ったなら、実際にシェアハウスを見てみよう!

シェアハウスって思ってたより面白そうかも!
でも、実際に部屋やリビング、住んでる人の感じを見てみたいなぁ。

そんな時は、3つ方法があります。

1.不動産に連絡して、シェアハウスを内覧する。

2.シェアハウスに住んでる友人の家に遊びに行く。←おすすめ★

3.シェアハウス主催のイベントに参加する。

方法1は、シェアハウスに住んでいる友達がいない人や、いきなりイベント参加はちょっと…と言う人におすすめです。

実際に空き部屋や共用部を見ることができますし、不動産屋さんにシェアハウスのルール、どんな人が住んでいるか、家賃・生活費などを聞くことができます。

方法2は、シェアハウスの最大のメリットの1つ「楽しいイベント」を体験できるのでおすすめです。

イベントに参加する住人=よくリビングに来る住人なので、そのシェアハウスに住んだらどんな人と出会えるのかを知ることができます。

方法3は、あまり機会がないかもしれません。

というのも、シェアハウス主催のイベントは、たいていシェアハウス関係者のみで行うからです。

しかし、時には「誰でも参加OKのイベント」もあります。

参加すると、シェアハウス関係者(住んでいる人、不動産屋さん)からシェアハウスのいろんな話を聞けます。

一人で行くのは勇気がいるかもしれないので、友達と一緒に参加してもいいですね。

シェアハウスに向いている人、向いていない人

最後に、私が2年間シェアハウスで様々な人を見てきた中で感じた、シェアハウスに向いている人・向いていない人について書きます。

「向いていない」に当てはまらず、「向いている」に1つでも当てはまれば、シェアハウスに向いていること間違いなしです(´ω`)

向いている人

 
  • シェアハウスのデメリットよりメリットに魅力を感じる人
  • 人に話しかけるのが好きな人
  • 普段会えない人と知り合いたい人
  • 友達が少ないので、友達がいる気分を味わいたい人
  • 引っ越しの初期費用や生活費を抑えるのが一番の目的だが、
    シェアハウスのデメリットをある程度我慢する覚悟のある人
  • 恋人と同棲を考えているが、いきなり二人っきりで住むのは
    ちょっと…という人

向いていない人

 
  • シェアハウスのメリットよりデメリットに目が行く人
  • 毎晩リビングで騒ぎたいパーティーピーポー(毎晩騒がれたら周りに迷惑です)
  • 引っ越しの初期費用や生活費を抑えるだけが目的の人
    (デメリットに耐えられない可能性があります)
  • 恋人を作るのが目的の人
    (下心のある人は、内覧の時に不動産屋さんに見抜かれますw)

まとめ

では、本記事のおさらいです。

シェアハウスのメリット

①普段出会えない人と知り合える。

③外国人が多いシェアハウスは、異文化交流ができる。

④リビングに行けば話し相手がいる。

⑤困ったときに助け合える。

⑥家具、家電などを買う必要がない 。

⑦同様の生活レベルの一人暮らしより1か月の生活費が安い。

⑧たまにだけ必要なものをシェアでまかなえる。

シェアハウスのデメリット

①部屋に友達、恋人を招きづらい。

②冷蔵庫や冷凍庫の中で広いスペースが使えない。

③洗濯機、乾燥機、シャワーを使える時間が決まっている。

④ルールを守らない人、マナーのない人がいるかも。

⑤知らないところで自分の情報がもれているかも。

シェアハウスを利用して、毎日を今よりおもしろくしちゃいませんか?(^ω^)

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