日本語教師になるには?/異文化が楽しめる素敵なお仕事

※今日は、他のサイトにあまり書かれていない情報をお伝えしたいと思います※

私は現在プログラマーですが、経歴を簡単に言うと
中学校教師3年→家庭教師2年→日本語教師1年→プログラマ―です。

日本語教師してたよと言うと、

日本語教師って面白そう!日本人なら誰でもなれるの?

とよく聞かれます。

ネットで調べれば、日本語教師になる一般的な方法はすぐ見つかりますが、

単に情報を鵜呑みして、お金も時間も損している人がいると思います。

・教師なんてまったく未経験
・何かしらの教師経験(講師経験)はアリ
・本格的に目指すかわからないけど、なってみたいかも
・できるだけお金をかけずに日本語教師になりたい       など

人によって、状況が様々ですよね。

そこで今日は、

「今のあなたの状況にピッタリな」日本語教師になる方法

をご紹介します。

 目次

  1. 日本語教師ってどんな仕事?
  2. 日本語教師になるには資格が必要?
  3. 「今のあなたの状況にピッタリな」日本語教師の資格をとる方法
  4. 日本語教師の就職方法
  5. 日本語教師に向いている人、向いていない人
  6. まとめ

1. 日本語教師ってどんな仕事?

日本語が母語ではない人に日本語を教える仕事です。(当たり前w)

主に学校やその他の教育機関で活躍できます(日本国内、海外にも求人あり)。

日本語学習者は外国人だけでなく、外国で生まれ育った日本国籍の人など、様々な背景を持つ人たちがいます。

また、学習者の年齢層も幅広いです。

私が働いていた日本語学校では、20歳~60歳の方が同じクラスにいました。by私

さらに、日本語を学ぶ目的も様々です。

趣味で学んでいる、仕事で必要だから、恋人が日本人だから、日本に住みたいから…など。

日本語教師は、国籍も年齢も学ぶ目的も様々な学習者に対して授業を行い、日本語レベルを上げさせる仕事です。

私は1クラス8~20人くらいの日本語学校で教えていましたが、韓国、中国、香港、台湾、ベトナム、マレーシア、タイ、インドネシア、イギリス、スペイン、スイス、ドイツ、スウェーデン、イタリア、コロンビア、アメリカなど、様々な国の学生がいました!めっちゃ楽しかったです!

2. 日本語教師になるには資格が必要?

国家資格などはありません。

その代わり、日本語教師の求人に応募する際

以下の条件のどれかを満たしていると、日本語教師の資格があるとみなされることが多いです。

  • 大学で日本語教育専攻、または副専攻を修了
  • 420時間の日本語教師養成講座を受講
  • 日本語教育能力検定試験に合格

つまり、日本語教師になるにはこの中のどれかを満たすことが必要です。

では、それぞれの内容を詳しくみていきましょう。

大学で日本語教育専攻、または副専攻を修了

日本の大学には、日本語学科などと呼ばれるコースを設置しているところがあります。

数年かけて、日本語教授法(日本語の教え方)や音声学、異文化理解など日本語教育にかかわる専門的なことを学べます。

大学によって学習内容やカリキュラムなどが異なりますので、各大学のホームページで調べたり資料請求したり問い合わせたりしてよく確認してください。

メリット

  • 日本語教育の学位がとれる。
  • 在学中に日本語教育能力検定(のちほど詳しく書きます)も受験できる。
  • 日本語教育を専門的に学べるので、日本語教師に限らず日本語教育にかかわる仕事に就ける。

デメリット

  • 卒業まで4年かかる。
  • 大学なので、授業料が高い。
  • 途中で日本語教育に興味がなくなった場合、高い授業料を払っているのでやめるのに勇気がいる。

420時間の日本語教師養成講座を受講

日本語教師養成講座とは、文化庁が示した「日本語教師養成のための標準的な教育内容方針」に沿った講座のことです。

・受講できる場所:専門学校、日本語学校(日本語学習者が学んでいる学校に、日本語教師養成科が併設されている)など。

・内容:日本語教員に必要な以下の5つの分野を学びます。
    「社会・文化・地域」「言語と社会」「言語と心理」「言語と教育」「言語」

・カリキュラム:理論→実技→教育実習が主な流れです。

・受講期間:約半年~1年

・受講料:約50~60万円

受講する学校によって学習内容が大きく変わることはありませんが、細かいカリキュラムや受講期間は異なるので、各学校のホームページで調べたり資料請求したり問い合わせたりしてよく確認してください。

メリット

  • 受講すれば、誰でも日本語教師の資格が得られる。
  • たいてい、日本語教師経験者から教えてもらえる。
  • 基礎知識から実践的な内容まで、広く学べる。
  • 教育実習ができる。
  • 日本語教師を目指す仲間ができる。
  • 普段の授業が日本語教育能力検定対策にもなる。
  • 日本語教育能力検定対策の特別な講座を追加できる場合が多い。

デメリット

  • 受講料が何十万円もかかる。
  • 資格を取るまで数か月~1年間かかる。
  • 通学が必要。
  • 途中でやめてしまった場合でも返金されないことがある。
  • 独学で学べるような内容も講座に含まれる。
  • 講座の講師が、必ずしもいい日本語教師であるとは限らない。人による。

日本語教育能力検定試験に合格

日本語教育能力検定試験は、日本国際教育試験協会主催で毎年10月に行われ、年齢制限もなく誰でも受講できます。

・目的:日本語教育の実践につながる知識があるか、教える現場で知識を活かす能力があるかを測る。

・試験の構成

試験Ⅰ 90分 100点 日本語教育の実践に関連する基礎知識を測る。
4択のマークシート式。
試験Ⅱ 30分 40点 試験Ⅰ, 試験Ⅲで図りたいことをリスニングにて測る。
4択のマークシート式。
試験Ⅲ 120分 100点 教える現場で知識を活かして問題解決する能力を測る。
4択のマークシート式+400字程度の小論文。

・受験料:約1万円

・合格率:約20%

・合格発表:同年12月

合格率が20%くらいなので、超難しい試験というわけでもなく、初回受験で合格する人が多いようです。

紀伊国屋やジュンク堂などの大きな本屋に対策本や過去問が売ってますし、過去問を解説してくれているサイトもあります。

5ヶ月くらいちゃんと勉強すれば、合格できます。

私は、5か月くらい独学して合格できました!別に頭がいいわけではありません。
効率的かつ自分が覚えやすい勉強方法を知っていただけです。

基本的には、過去問3~5年分の内容をすべて理解すればOKです。

参考 >>> 大丈夫!日本語教育能力検定試験は5か月の独学で合格できます

メリット

  • お金がかからない(受講料、参考書代のみ。2万円もかからない)。
  • 通学不要でどこでも勉強できる。
  • 数か月の努力で資格が取とれる。
  • 途中でやめたくなったらいつでもやめられる。

デメリット

  • 自分に合った勉強方法を考え、勉強計画を立てなければならない。
  • 教育実習ができない(基礎知識しか身につかない)。
  • 孤独でがんばるしかない。

日本語教師になるには、どの資格をとればいい?

今まで人に何か教えた経験がないから、教育実習がある養成講座を受けた方がいいかな。でも、50万円なんてなかなか用意できないし…

たしかに、教師経験のない人は、教育実習で教壇に立つ経験をしたほうがいいです。

でも、今ふつうに働いている人にとっては、養成講座に通うお金や時間の余裕なんてないですよね。

でも、 自分には養成講座しかない!検定しかない!と考えると損しちゃいますよ。

大事なのは、「日本語教師になるにあたり、今の自分に足りてない知識やスキルを補うにはどうすればいいか」を考えることです。

例えば、教師経験がなくても養成講座に通わずに、「検定合格という資格+αの裏ワザ」で日本語教師に必要な最低限の知識とスキルを身につけることができます。

また、教師経験のある人に適した資格の取り方もあります。

では、 「今のあなたの状況にピッタリな」日本語教師の資格をとる方法 をみていきましょう。

3. 「今のあなたの状況にピッタリな」日本語教師の資格をとる方法

ここでは、教師未経験者、経験者、ほかの仕事をしながら資格取得したい人それぞれの場合について、オススメの資格取得法をご紹介します。

パターン1:次の2つに当てはまる人
・いま、学生 or お金と時間に余裕がある社会人
・日本語教育の専門家になりたい

大学で日本語教育専攻、または副専攻を修了しましょう。

養成講座や検定では知識を学ぶだけですが、大学ではより自分の興味関心に沿って日本語教育の研究ができます。

大学によって学習内容やカリキュラムなどが異なるので、よく調べてみてください。

パターン2: 次の3つに当てはまる人
・日本語教師になりたい
・教師的なことは未経験
・お金と時間に余裕がある

日本語教師養成講座を受講しましょう。

講座を受講すれば、日本語教師経験者から知識も現場で必要なスキルも学べます。

それに、教育実習があるので、教師未経験者でも安心して就職できます(学校側も安心してあなたを採用できます)。

パターン3: 次の3つに当てはまる人
・日本語教師になりたい
・教師的なことは未経験
・お金と時間に余裕がない

日本語教育能力検定試験に合格+塾やボランティアで教える経験をしましょう。

教師未経験の人は、日本語教師に必要な知識と授業をするスキルが足りていません。

知識は検定合格によって、授業するスキルは教える経験によって補えます。

検定のための勉強と教える経験を並行してやっていきましょう。

あなたが学生なら、集団塾で数か月アルバイトすればOKです。

社会人で、とりあえず日本語教師になりたいなら、今の仕事をやめて数か月~1年間は集団塾で働いてみませんか?

バイトでもパートでも社員でもOKです。

仕事をやめるのはちょっと…という人は、仕事がない時にボランティアで授業をする手もあります。

日本語を教えるボランティアもありますし、(私は詳しくありませんが)小学生や中学生に授業をするボランティアもあるかもしれません。

とにかく集団授業の経験を積められればOKなので、何を教えるかにこだわらず、住んでいる地域のボランティアを探してみましょう。

参考 >>> 大丈夫!日本語教育能力検定試験は5か月の独学で合格できます

※注意※

学生1人対教師1人の個別指導の経験は意味がないです。(家庭教師、個別指導塾など)
日本語学校では、だいたい1クラス10~20人の前で授業をするからです。
少なくとも5人以上の学生の前で授業ができるところを探しましょう。

パターン4: 次の2つに当てはまる人
・日本語教師になりたい
・教師的なことは経験アリ

日本語教育能力検定試験に合格しましょう。

もう、これだけで大丈夫です!

私はこの方法でした。

養成講座に通わず検定合格だけで日本語教師になり、正直、苦労したこともありました。

例えば、日本語教師がよく使う教材の一つにフラッシュカードというものがあるのですが、これを効果的に使う方法を知らずに、学生にとって理解しづらい授業をしてしまったり…

あと、本当は何冊もの文法書を参考にして授業で説明すればいいものを、1冊の文法書だけを頼りに解説していたので、学生に教えられる例文のレパートリーが少なくなってしまったり…

こういう細かいテクニックなどは、養成講座を受講していれば教えてもらえてたんだろうなぁと思います。

しかし、先輩教師に相談したり、学生に「ほかの先生の授業と比べて、わたしの授業どうだった?」と聞いてみたりすれば、そういうテクニックはあとからでも身につけていけるので心配ありません。

教師経験アリの人なら、最初はおぼつかなくてもだんだんうまくなっていけますよ!

だから、わざわざ養成講座を受講する必要はありません。

お金も時間もなるべくかけずに日本語教師になっちゃいましょう!

参考 >>> 大丈夫!日本語教育能力検定試験は5か月の独学で合格できます

4. 日本語教師の就職方法

一口に日本語教師と言っても、

・大学機関(大学院、大学、短期大学など)
・民間の日本語学校
・企業派遣
・小中学校
・プライベートレッスン(オンラインレッスン含む)
・地域のボランティア                  など

様々な働き方があります。

大学機関、企業派遣、小中学校は、日本語教師の実務経験や教員免許など、高レベルなことが求められるので、いきなり働くのは難しいでしょう。

はじめて日本語教師になる人は、「民間の日本語学校」か「地域のボランティア」がオススメです。

プライベートレッスン(学生1人対教師1人の授業)をしてもいいですが、日本語学校やボランティアの方が自分の授業スキルを上げていきやすいです。

日本語学校やボランティアだと、ほかの教師の教え方を参考にしたり、多くの学生と交流して授業へのアドバイスがもらえるからです。

また、日本語学校には様々な国の学生がいるので、母国の文化を教えてもらえたりしてとても面白いです。
まずは、異文化が楽しめる日本語学校で働くのがオススメ!

というわけで、民間の日本語学校、地域のボランティアで働く方法を紹介します。

民間の日本語学校で働く

インターネットで、働きたい地域の日本語学校を調べてみましょう。

例えば、札幌で働きたい場合は「札幌 日本語学校」や「札幌 日本語学校 求人」で検索します。

いくつかの学校のホームページが出てくると思いますが、すべてに目を通し、講師募集しているかどうか確認します。

募集と書いていない学校には、メールや電話で問い合わせてみてください。

ホームページには書かれていなくても、実は募集しているというところもあるからです。

あとは、働きたいと思ったところに応募するだけ。

学校によりますが、たいていは
書類審査(履歴書、職務経歴書)→面接と模擬授業→合格→就職 です。

履歴書や職務経歴書の書き方、面接・模擬授業対策については別記事を書く予定です。少々お待ちください。

地域のボランティアで働く

国内の日本語学校と同様、 インターネットで働きたい地域の日本語ボランティアを調べてみましょう。

ボランティアの場合は、日本語教師の資格がなくてもできることが多いです。

ですので、
・養成講座に通いながらボランティア
・検定試験の勉強をしながらボランティア
・日本語学校に就職する前にボランティア

というように、日本語教師として稼ぐ前に教える経験を積む場所と考えてもいいですね。

【少し残念なお知らせ】
 海外生活にあこがれて日本語教師を目指す人へ

海外で生活したくて日本語教師を目指す人がいるかと思いますが、ほとんどアジアにしか求人がありません。 (アジアで生活したいならOKです)

ヨーロッパとか南米とかアメリカとかの求人はほとんどないようです。

私は世界中を放浪したいので日本語教師をやめました(笑)

中国、韓国や東南アジアなら求人があります。

また、海外の学校では以下のような条件が必須なことが多いです。
・4年制大学卒業
・日本語教師の実務経験2年以上

ですので、求人情報をよく確認して、自分が応募できる&働きたいと思える学校があれば、海外の日本語学校に応募するのもアリです。

5. 日本語教師に向いている人、向いていない人

では最後に、たった1年の日本語教師歴しかない私ですが、その1年で

・10名以上の同僚教師を観察し続けたり
・学生に「どの先生の授業が分かりやすい?」など色々リサーチしたり

したので、その結果導き出した「日本語教師に向いている人、向いていない人」を発表します!!

日本語教師に向いている人

・異文化を知るのが好き

・外国人とかかわるのが好き

・留学経験がある

・外国語を自主的に学んだことがある

・日本語教育に熱い思いがある

・学生はどう思うか?を意識して授業をする

・授業することを楽しめる

・学生と一緒にいい授業を作ろうと考える

・短時間・最低限の努力で、最高な授業をする方法を考えて工夫する

・表情が豊か

日本語教師に向いていない人

・学生を子ども扱いする

・学生の意見を聞かない

・教師の自覚がない(遊び感覚で授業する)

・だらだらと非効率的な方法で授業準備をする

・注意するのが教師の仕事だと思っている

・ポーカーフェイス

・学生にうそをつく、約束を破る

6. まとめ

このように、日本語教師の資格を得るには

  • 大学で日本語教育専攻、または副専攻を修了
  • 420時間の日本語教師養成講座を受講
  • 日本語教育能力検定試験に合格

この3つのうちいずれかの条件を満たせばよく、今のあなたの状況によって

  • 大学で日本語教育専攻、または副専攻を修了する
  • 日本語教師養成講座を受講する
  • 日本語教育能力検定試験に合格+塾やボランティアで教える経験をする
  • 日本語教育能力検定試験に合格する

のどれかの方法を選べばOKです。

また、はじめて日本語教師をするなら

  • 民間の日本語学校
  • 地域のボランティア

に応募するのがオススメです。

外国人とかかわったり、異文化交流ができる素敵な仕事なので、
興味を持った人はさくっと資格を取っちゃいませんか?!

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