例文1
私にとって(は)、昔のアルバムは何よりも大切なものです。
意味
私の考えでは、昔のアルバムは何よりも大切なものだ。
「何よりも」というのは、「一番」という意味です。
昔の写真が入っているアルバムを見ると、懐かしい気持ちになりますよね。
私の考えでは、昔のアルバムは一番大切なものです。でも、ほかの人にとっては、一番大切なものはアルバムじゃないかもしれません。
例えば、私(この記事を書いている私)にとっては、一番大切なのは家で飼っている猫です。
例文2
上司に敬語を使うことは、日本人にとって(は)当たり前のことです。
意味
日本人の考えでは、上司に敬語を使うことは当たり前のことだ。
日本語には敬語がたくさんあります。日本人の考えでは、上司に敬語を使うことは、当たり前のことです。
ですが、上司に敬語を使わなくても良い言語もありますよね。言語っていうのは、いろんな外国語のことです。例えば英語は、日本語と比べて敬語が少ないと思います。
あと、前に日本語学校で教師をしていた時に、スウェーデン人の学生がいました。彼の働いていた会社では、社長にも敬語は使わないそうです。友達みたいに話せるって言ってました。
ということで、いろんな国があって、敬語を使うことが当たり前じゃない国もあります。
でも日本人の考えでは、上司に敬語を使うことは当たり前のことです。
ちなみに、この人が「課長はどのようなお酒を飲まれますか。」と言っています。
「どんなお酒を飲みますか」の敬語です。
「飲みますか」の敬語が「飲まれますか」です。
例文3
高校生にとって(は)3万円は大きなお金だ。
意味
高校生の立場では、3万円は大きなお金だ。
働いている大人は、3万円を大きなお金だと思わないかもしれません。
でも、高校生の立場で考えると、3万円は大きなお金だという意味です。
アルバイトを強いている高校生だとしても、3万円稼ぐのは大変ですからね。
例文4
僕にとって(は)大切じゃないけれど、君にとって(は)記念日は大切なんだね。
意味
僕の考えでは記念日は大切じゃないけれど、君の考えでは大切だ。
記念日というのは、特別な思い出のある日のことです。例えば、恋人と付き合い始めた日、結婚した日、誕生日などです。
このイラストを見てください。2人がけんかをしているようです。さて、この2人はどんな関係でしょうか。
↓
↓
答え:夫婦ですね。
「結婚して1年が経った記念日なのに」と言っているので、2人は結婚している夫婦です。
妻「なぜ今日は記念日なのに、特別な日なのに、早く帰って来なかったの?一緒にお祝いしたかったのに!」
怒っています。
夫「記念日だというのは知っていたけれど、仕事で忙しくて今帰ったんだよ」
僕(夫)にとっては記念日は大切じゃないけれど、君(妻)とっては記念日は大切なんだね。ということです。
夫にとっては記念日より仕事の方が大切なのです。
例文5
人の失敗した話は、成功したい人にとって(は)とても役に立つ。
意味
人の失敗した話は、成功したい人の立場ではとても役に立つ。
女の人が2人話しています。
左の人が言っています。「前に仕事で、こんな失敗をしてしまったのよ。」
そして、このメガネの女の人が思ってます。「私は失敗しないようにしよう!」
ということで、前に仕事でどんな失敗をしたかという話を参考にして、私(メガネの人)は失敗しないようにがんばろうと思ってます。失敗した話を聞きたいと思ってるんですね。
成功したいと思っている人の考えでは、人の失敗した話はとても役に立ちます。
失敗した話を聞きたいと思わない人もいるかもしれません。でもこの人は仕事で成功したいので、人の失敗した話を聞きたいと思っています。
例文6
日本語や中国語がわからない人にとって(は)、漢字はとても難しいものに見えるだろう。
意味
日本語や中国語がわからない人の立場では、漢字はとても難しいものに見えるだろう。
みなさんは、漢字を使う国の人ですか。
前に私が日本語学校で働いている時、漢字を使う国の学生はやっぱり日本語でも漢字を覚えるのが得意でした。
でも、漢字をはじめて見た学生は、覚えるのがとても大変そうでした。
漢字を使う国じゃない人の立場で考えると、漢字はとても難しいものに見えるだろうという意味です。