生き方が多様な時代/教員をやめた理由と、転職で後悔しない方法

教師をやめて数か月がたちました。

過去に6年間教師をしていたのですが(中学校教員3年→家庭教師2年→日本語教師1年)、
当時は教師のスキルしかない自分が嫌で、ほかの職種に転職する方法を考えていました。

そしていろいろ調べて考えた末、プログラマーに転職しました。

今回は、中学校教員の体験や転職経験をもとに
「生き方が多様な時代に、教員をやめて後悔しない転職をする方法」
を紹介します。

当時の私と、これから教師をやめたい、やめる予定という人に向けて書きます。

あくまで私のケースなので、1つの体験談だと思ってください。

1.教員をやめた理由

せっかく教員免許持ってるのに、やめるなんてもったいないじゃん。 なんでやめたの?

いろいろあるんだよ。。

忙しすぎるから

平日13時間勤務。土日は半日ずつつぶれる。

私の場合はこれが中学校教員1年目ずっとでした。

具体的には、平日は7時~21時勤務(1時間休憩)、土日は運動部の顧問をしていました。

新人でクラス担任&週20コマ(1コマ50分)の授業を担当すると、仕事内容はざっとこんな感じです。

仕事内容はざっとこんな感じ。

授業関係(プリント・テスト作成、提出物点検、実験の準備)
 ※私は理科教員でした
担任クラスの業務
(ホームルーム、昼ご飯指導、掃除指導、道徳の授業、保護者対応、提出物管理)
行事の企画・運営(遠足の下見、委員会の運営)

21時半ころに帰宅し、ご飯を食べながらテレビを1時間くらい見て寝て、朝5時半に起きるという生活です。

テレビ見てる時だけが唯一心休まる時…

民間企業と違い、自分の仕事を同僚や部下(そもそも部下なんていない)にやってもらうことができないので、慣れないうちは大変でした。

時給換算コンビニ並みだから

公務員だから給料いいんでしょ?

私の場合、教員1年目は平日約13時間働いて、月収はたしか24万円くらいだったので

計算すると時給923円です。

(休日の部活動は別に手当てがあったので、計算から除外)

教育に携わる責任ある立場で、かつ正社員(というか公務員)なのに、安すぎません? (泣)

「逃げられない」という精神的ストレスから

「今日授業うまくいかなかったクラス、明日も授業ある 」
「とことん相性合わない生徒だけど、担任だからこれから毎日顔合わせなきゃ…」
「もう疲れた。休みたいけど、代わりに授業できる人いないから休めない…」

このように、

・クラス替えがあるまで1年間、毎日同じ人間関係が続く
・授業に穴をあけられないため、休みたくても休めない

2つの「逃げられないストレス」で心が追いつめられました。

教員は1年間ずっと同じ生徒・保護者を相手に仕事します。

一時期、ある保護者からクレームがあって、信頼関係をうまく築けない時期があったのですが、その時期は毎日ストレスを感じていました。

また、教員は一人ひとりの役割(クラス担任、授業担任、部活動顧問など)が明確に決まっているので、ほかの教員にやってもらうのは難しく、休みづらいのです。

上司の考えが古いから

上司とは、学年主任、教頭、校長のことです。

校長は、校長になる前何をしていた人なの?

元教員です。たいていの学校では、 ふつうの教員がキャリアアップして主任、教頭、校長になります。

つまり、学校の中だけで生きてきた人たちが上司になるんです。

何年か前に、民間企業出身の人が校長になったというニュースがありましたが、それは稀です。

では、この上司たちはどんな価値観を持っていると思いますか?

例えばこんな感じです。

・いくら仕事が嫌でも、とりあえず3年間はやめるな
・若い先生ほどたくさん働くべき
・残業するのは普通のこと
・休日に部活動指導するのは当たり前

正直、考えが古いですよね。

上司含め周りの教員もこういう考えの人が多いので、新人で慣れていない(効率よく仕事ができない)うちは「みんな職員室に残ってるし、教員は残業するのが普通なんだ~」と思ってどんどん遅くまで仕事してしまいがちです。

自分のスキルアップにつながらないから

教員をした結果身についたのは、「相手にわかりやすく説明する力」だけです。

いや、例えば忍耐力、理科の知識(理科教員だったので)、パソコンスキル(ワード、パワーポイント、ペイント)も身につきましたが、こんなの別に教員してなくても身につくし、ぶっちゃけ中学理科程度の知識なんて、大人になってからいらないですよね。

私は一生教員を続けようとは思っていなかったので、3年間教員をして卒業生を出した後、なんだか空っぽな気持ちになりました。

生徒は新しい進路に進んだけれど、私は3年前から何も変わっていないなぁ~

そんな環境にいる自分が嫌になりました。

というわけで、私は卒業生を出した後、自分も教員を卒業しました。

2. 教員をやめてよかったこと

教員をやめてよかったことってある?

4こあるよ~

狭い価値観から抜け出せた

教員の世界は一生、生徒―保護者―地域の人だけ。私は忙しくて遊びに行く暇もなかったので、他業種の人と会うこともなく、友達も同僚教員だけでした。。

でも、中学校教員をやめて民間の塾で社員講師(家庭教師)をし始めたら、様々な経歴の人たちと知り合えました。

元医療関係者、元マッサージ師、元新聞記者の同僚、バイトの大学生などなど…

一方、教員の人は、大学卒業してすぐ教員!の人が多いので、人生ずっと学校の中で生きてる状態です。

そういう狭い世界ではわからなかった外の世界の人たちと話してみると、実体験に基づいてアドバイスしてくれて、自分は狭い価値観の中にいたんだなと気づかされました。

適格なアドバイスをくれる友達ができた

前述の「狭い価値観から抜け出せた」と内容がかぶりますが…

民間企業には、今まで転職をしてきて様々な経歴の人が多くいます。

そのような人たちに仕事や恋愛相談をすると、実体験に基づいたアドバイス・様々な視点で考えたアドバイスをくれるので、困ったときに頼りになりました。

仕事とプライベートを分けて考えられるようになった

前述の通り、教員は残業するのが当たり前で、それだけじゃ足りなくて家に仕事を持ち帰ったりもしていました。

だからもう生活のほとんどの時間仕事している感じです。

しかし、教員をやめて民間企業に転職すると、同僚たちは「残業したくない!」のが当たり前の環境でした。

どうしても業務が多くて残業しなければならないときもありましたが、「プライベートも大切だよね」という感じです。

人生において大切なのは仕事だけじゃない。 自分にとっての幸せとは何か?

を考えられるようになりました。

自分を客観的に見られるようになった

教員は、向き不向きで仕事が決まりません。

新人だろうとベテランだろうと、仕事内容ははじめから決まっています。(科目による違いはありますが)

一方、民間企業に就職する場合、様々な業界・職種の中から自分がやりたいもの、できるものを選んで応募しますし、企業側もその人の適性を考えて採用します。

ですので、民間企業に転職するときには、今の自分に何ができるかを客観的に考えるようになりました。

教員のころのように、決まっている仕事を毎日こなしていくのではなく、企業の中の自分の役割を考えながら仕事するようになりました。

3.転職して後悔したこと

後悔はないです!(笑)
転職する=新たなことにチャレンジする=今までの自分より成長している からです。

けど、あえて言うなら

「自分の代わりはいない感」が減ったことです。

教員は、その人の個性が活かされる仕事です。どんな授業をするか、生徒にどう接するかなどすべてがその人次第です。

一方、民間企業だと、誰かが休んでも代わりはいくらでもいますよね。いくら自分はやりがいを持って働いていても、絶対自分じゃなきゃダメな仕事ってほとんどないです。

でも、教員だったら

「〇〇先生になら悩み相談できる」

「〇〇先生がいるから学校が楽しい」

「○○先生の教え方が一番わかりやすい!」

と言われることがよくあります。

これまで教員という仕事のネガティブな面ばかり書いてきましたが、

「人とのつながりを感じられる」というのが教員の最大の魅力です。

誰も自分の代わりはできない、自分がいるからこそ救われる生徒がいる、そう感じられるのが教員の仕事です。

4.後悔しない転職をするために必要なこと

転職活動を始める際、以下の3点をはっきりさせておきましょう。

・働く目的

・転職する目的

・日々どんな業務をして働きたいか

働く目的

あなたが働く目的は何ですか?

その目的を達成できるのであれば、その仕事をする意味があります。

目的が達成できる仕事に転職しましょう。

私が働く目的は、ネットで生きていけるフリーランスになって、海外放浪しながら生きていくことです。ネットがあればどこでも働けるスキルとしてプログラマーを選びました。

転職する目的

今の仕事をやめて新しい仕事を始める目的は何ですか?

仕事を変えると働く目的が達成されるのであれば、転職する意味があります。

逆に、転職しないで今の仕事のままでも働く目的が達成されるのであれば、転職する必要はないです。

私が転職した目的は、プログラマーになってプログラミングスキルを身につけるためです。教師を続けていても海外放浪しながら生きていくことはできないので、転職を決めました。

日々どんな業務をしたいか

仕事をする時間は自分の人生の時間です。限りある人生の時間を費やして仕事をします。

やりたくもないことをして時間を過ごすのはもったいないじゃないですか!

人生の時間を費やしてまでしたいことを仕事にできたらいいですよね ^^

例えば、プログラマーになるにしても

・webサイトを作る
・アプリを作る
・ゲームを作る
・サーバーの管理

など様々な種類のプログラマーがいます。

自分がどんな業務をしたいかをはっきりさせ、それができる企業なのかをしっかり調べた上で転職しましょう。

でないと、入社してから「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまいますよ。

5.教師から転職する方法

こちらをご覧ください↓↓
教師は民間企業に転職しづらい?教師経験を活かした転職先ベスト3

6.まとめ

私が教員をやめた理由は

・忙しすぎるから
・時給換算コンビニ並みだから
・「逃げられない」という精神的ストレスから
・上司の考えが古いから
・自分のスキルアップにつながらないから

で、転職で後悔しない方法は

・働く目的
・転職する目的
・日々どんな業務をしたいか

をはっきりさせる

かんたんに書くとこんな感じです。

世の中には様々な職業があるので、教員じゃなくてもあなたの夢はかなえられるかもしれません。

ネットで興味のある分野を調べてみて、様々なブログやサイトを読んでみましょう。

そして、働く目的をはっきりさせ、そのために転職が必要であれば、日々どんな業務をしたいかをきちんと考えた上で転職活動をしましょう!

わたしはがんばる教師を応援します!

オススメの記事

今までとちがう種類の教師に転職っていうのも面白いかも!

元教師がたった3か月の勉強でプログラマーに転職できたって本当?!
→それが、本当なんです。