JLPT N2 Japanese grammmar “~monoda”「~ものだ」

「~ものだ」は意味が5つあります。

  1. 一般常識を言う。
  2. 本来~だ。人間はみんな~だ。
  3. ~という過去の習慣が懐かしい。
  4. ~ということをとても強く感じる。あきれる。感心する。
  5. ~したい。~してほしい。~しないでほしいと強く思う。

意味1

Vじしょ形+ものだ

意味:(ほかの人もみんな~しているので、)~する。


Vない形+ものだ
Vじしょ形+ものではない

意味:(ほかの人もみんな~していないので、)~しない。


自分の意見ではなく、一般常識を言います。

※一般常識=多くの人が当たり前だと思っていること。common sense

「私はこう思う」ではなく、多くの人が当たり前と思っていることを言います。

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例文1

電車やバスで妊婦さんがいたら、席を空けるものです。

意味
電車やバスで妊婦さんがいたら、みんな席を空ける。これは一般常識だ。

妊婦さんというのは、このようにお腹に赤ちゃんがいる女性のことです。

ゆずるというのは、自分のものを人に渡してあげるという意味です。

電車やバスで妊婦さんがいたら、席を空けてゆずること。これは一般常識です。

例文2

結婚式では、花嫁以外の女の人は白以外の服を着るものだ。

意味
結婚式では、花嫁以外の女の人はみんな白以外の服を着る。これは一般常識だ。

「N+以外」は「Nではない」「Nのほか」の意味です。

花嫁は結婚する女の人のことです。ちなみに、結婚する男の人は花婿と言います。

みなさんの国では、結婚式でどんなルールがありますか? ^^

日本では、花嫁以外の女の人は白い服やドレスを着てはいけません。なぜでしょうか?

答え:白は花嫁が着るドレスの色だから。

花嫁以外の人は、花嫁と同じ色のドレスを着てはいけません。ですので、結婚式では花嫁以外の女の人は白以外の服を着るのが一般常識です。

例文3

はじめて会った人には年齢を聞かないものだ。/はじめて会った人には年齢を聞くものではない。

意味
はじめて会った人には年齢を聞かない。これは一般常識だ。

聞かない+ものだ  聞く+ものではない
どちらも同じ意味です。

この絵のように、会ってすぐ年齢を聞くのは変ですよね!

会ってしばらくして、仲良くなってから年齢を聞いたほうがいいですね。

会ったばかりで年齢を聞くと、変な人だなぁと思われてしまいます。はじめて会った人に年齢を聞かないのは、常識です。

例文4

会社の面接には私服を着て行かないものだ。/会社の面接には私服を着て行くものではない。

意味
会社の面接には私服は着て行かない。これは一般常識だ。

みなさんは面接を受けたことがありますか?

学校の入学試験、会社の採用試験などがありますね。

会社の面接にはふつう私服を着て行きません。私服というのは、いつも着ているふつうの服です(カジュアルな服)。

会社の面接では、スーツを着るのが一般常識です。会社の面接には私服を着て行かないのは常識です。

意味2

本来~だ。人間はみんな~だ。

Vじしょ形/ない形/イAい/ナAな +ものだ

「人間であればみんな~だ」と言いたい時に使います。

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例文1

誰かに料理を作ってもらうのは、うれしいものです。

意味
誰かに料理を作ってもらったら、(人間であればみんな)うれしく思う。

みなさんはふだん料理をしますか?

私は料理が嫌いですが、最近健康のために少ししてます ^^

さて、誰かに料理を作ってもらうとうれしいですよね。

誰かに作ってもらって、うれしくない人はいないと思います。

人間であればみんな、誰かに料理を作ってもらうのはうれしいはずです。

例文2

人の心を理解するのは難しいものだ。

意味
人の心を理解するのは、みんな難しいと思う。

男の子は怒ってる顔をしています。

でも女の人は、なぜ男の子が怒っているのかわかりません。

人の心を理解するのは、誰にとっても難しいことです。

仲のいい友達でも、その人の心を完全に理解することはできませんよね。

相手が何を思ってるのか、心を理解するのは誰にとっても難しいことです。

※絵の中の男の子の上に「むーっ」て書いてあります。これは、怒っている時の音です。マンガによく出てきます ^^

例文3

授業を聞いただけで復習しなかったら、誰でも覚えられないものですよ。

意味
授業を聞いただけで復習しなかったら、人間であればみんな覚えられない。

復習とは、学校で習ったことを、学校が終わった後もう一度勉強することです。

学校で「よくわかった!」と思っても、家で全然復習しなかったら、次の日にはもう忘れてしまいます。

そんな経験ありませんか?

復習しなかったら、誰でも覚えられないものです。

意味3

~という過去の習慣が懐かしい。

Vた形 +ものだ

「昔はよく~したなぁ」と言う時に使います。懐かしい気持ちです。

「よく~したなぁ」という意味なので、「よく + Vた形 +ものだ」となることが多いです。

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例文1

社会人1年目のころは、よく先輩に怒られたものだ。

意味
社会人1年目のころは、よく先輩に怒られたなぁ。懐かしいなぁ。

社会人とは、働いている人のことです。学生ではありません。

この人は社会人1年目のころ、仕事が全然うまくできなくて先輩からよく怒られていました。

今では、仕事になれたので怒られなくなりました。

「あ~昔は全然仕事ができなくてよく怒られたよなぁ。懐かしいなぁ。」という気持ちです。

例文2

日本にはじめて来たとき、よく道に迷ったものだ。

意味
日本にはじめて来たとき、よく道に迷ったなぁ。懐かしいなぁ。

みなさんは日本に来たことがありますか? ^^

はじめて訪れた場所は道がわからなくて、迷ってしまうことがありますよね。

この外国人の人も、昔日本にはじめて来たときはよく道がわからなくて迷っていました。でも、今は日本になれて迷うことがなくなりました。

「あ~昔は道がわからなくて迷っていたなぁ。懐かしいなぁ。」という気持ちです。

ちなみに、この絵に書いてあるのは全部東京にある街の名前です ^^

例文3

小さい頃はよくこの公園で遊んだものだなぁ。

意味
小さい頃はよくこの公園で遊んだなぁ。懐かしいなぁ。

この人は子供の頃、よくこの公園でお母さんと遊んでいました。

大人になった今、昔のことを思い出して、懐かしいなぁと思っています。

意味4

~ということをとても強く感じる。あきれる。感心する。

感心する=すばらしいと思う

なんかの気持ち、あきれる気持ち、感心する気持ちを強く感じた時に使います。なんかの気持ちは、どんな気持ちでもいいです。

・なんかの気持ちの時
  Vふつう形/ナAな/イAい +ものだ ★

・あきれる気持ちの時
 よく(も) + Vふつう形 +ものだ ★
 ナAな/イAい +ものだ

・感心する気持ちの時
 よく + Vふつう形 +ものだ ★
 ナAな/イAい +ものだ

★をよく使います。

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例文1

10年前は小さな子供だったのに、今では大人になったものだ。

意味
10年前はあんなに小さな子供だったのに、今では大人になったんだなぁ。(月日が流れるのは早いなぁと強く感じている。)

月日とは、過ぎた時間のことです。

10年前、男の子(孫)は5歳でした。

そして10年後の今、男の子は15歳です。とても大きくなりました。

おじいさんは 「10年前は小さな子供だったのに、今では大人になったんだなぁ。時間が経つのは早いなぁ」と強く感じています。

例文2

一人旅は楽しいものだ。

意味
一人旅は楽しいなぁと強く感じている。

みなさんは一人旅が好きですか?

私は大好きです!今まで、大阪、京都、和歌山、奈良などに一人で行きました 。

誰かと行くのもいいですが、一人だと、その時の気分で好きな場所に行けるのでとっても楽しいです!気分が楽です ^^

気分が楽なことを気楽と言います。ナAです。

この人は、一人旅は気楽で楽しいな~と強く感じています。

例文3

こんなに難しい問題がよくわかったものだね。

意味
こんなに難しい問題がわかったのはすばらしい!!と感心している。

子どもが問題を解いています。とても難しいのに解けました!

「やったー」と喜んでいます。

こんなに難しい問題がよくわかったね!すばらしいね!と、先生が子どもをほめています。

例文4

携帯ゲーム機は便利なものだね。

意味
携帯ゲーム機は便利だと感心している。

みなさんはテレビゲームが好きですか?携帯ゲーム機を持っていますか?

携帯ゲーム機は、例えばNintendo Switch や DS のように、小さくて、どこにでも持って行けるゲーム機のことです。

Nintendo Switch はゲームはもちろん、YouTubeも見ることができます。

なので、この子は、携帯ゲーム機は便利だなぁと感心しています。

例文5

よく(も)親にそんなもんくが言えるものだな。

意味
親にそんなもんくが言えるなんてすごい…と、あきれている。

文句(もんく)とは、不満やぐちのことです。

この子は、お父さんに向かって「新しいくつを買ってくれないって何なの?!
ありえない!!」と文句を言っています。

親に対して悪い言葉を使っていますね。

お父さんは「よく(も)親にそんなもんくが言えるなぁと」と子供にあきれています。

意味5

(自分が)~したい。(相手に)~してほしい。(相手に)~しないでほしい。と強く思う。

自分が~したい時は、「Vます形」の「ます」を取ります。

例:食べます→食べ→食べたいものだ
  切ります→切り→切りたいものだ
  します →し →したいものだ

相手に~してほしい時は
Vて形 +ほしいものだ

相手に~しないでほしい時は
Vない形 +でほしいものだ

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例文1

仕事を休んでたまには温泉に行きたいものだ。

意味
仕事を休んでたまには温泉に行きたいなぁと強く思う。

あなたの国には温泉がありますか?

フランスに住んでいる友達によると、その国にはないそうです。

日本には温泉がたくさんあって、家の近所にもよく小さい温泉があったりします。多くの日本人は温泉が大好きです ^^

この人は仕事が忙しくて休むひまがないので、「たまには休んで温泉に行きたいなぁ」と強く思っています。

例文2

食べた後はすぐ皿をかたづけてほしいものだよ。

意味
食べた後はすぐ皿をかたづけてほしいなぁと相手に強く思う。

これはどんな様子ですか?

「なんで食べた後すぐ皿をかたづけないの?」と女の人が思っています。

そう、皿をかたづけていないのはこの男の人ですね。ご飯を食べ終わったのに、かたづけないでテレビを見ています。

女の人は、男の人に対して「食べた後はすぐ皿を台所とかにかたづけてほしいなぁ。」と強く思っています。

例文3

夜11時を過ぎたら騒がないでほしいものです。

意味
夜11時を過ぎたら騒がないでほしいなぁと相手に強く思う。

日本では最近、シェアハウスが増えています。知らない人たちと何人かで住む家です。

シェアハウスには「夜11時以降はうるさくしてはいけない」(※以降=それより後)などのルールがあるようです。

この人の隣の部屋が11時を過ぎてもうるさいので、「夜11時を過ぎたら騒がないでほしい」と隣の人に対して強く思っています。

まとめ

「~ものだ」は意味が5つある。

意味1:一般常識を言う。

Vじしょ形+ものだ

意味:(ほかの人もみんな~しているので、)~する。

Vない形+ものだ
Vじしょ形+ものではない

意味:(ほかの人もみんな~していないので、)~しない。


意味2:本来~だ。人間はみんな~だ。

Vじしょ形/ない形/イAい/ナAな +ものだ


意味3:~という過去の習慣が懐かしい。

Vた形 +ものだ

「よく~したなぁ」という意味なので、「よく + Vた形 +ものだ」となることが多い。


意味4:~ということをとても強く感じる。あきれる。感心する。

・なんかの気持ちの時
  Vふつう形/ナAな/イAい +ものだ ★

・あきれる気持ちの時
 よく(も) + Vふつう形 +ものだ ★
 ナAな/イAい +ものだ

・感心する気持ちの時
 よく + Vふつう形 +ものだ ★
 ナAな/イAい +ものだ

★をよく使う。


意味5:(自分が)~したい。(相手に)~してほしい。(相手に)~しないでほしいと強く思う。

Vます +たい

相手に~してほしい
Vて形  +ほしいものだ

相手に~しないでほしい
Vない形  +でほしいものだ

読んでいただきありがとうございました!

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