例文1
みんなが賛成している場面で、ぼくが賛成しないわけに(は)いかない。
意味
ぼくはあまり賛成したくない。でも、みんなが賛成しているので、ぼくも賛成しなければいけない。
会議で話し合っています。
ぼくは反対ですが、みんなは賛成しています。
ですので、ぼくだけが反対をすると変です。
ぼくも賛成しなければいけない雰囲気です。

わたしだったら、みんなと意見が違ってもはっきり「反対だ」と言いますが…
日本人は、まわりの人と違うことを言うのがあまり好きじゃありません。
例文2
そんなにおすすめされたら、買わないわけに(は)いかない。
意味
わたしはあまり買いたくない。でも、とてもおすすめされたので、買わなければいけない。
買う予定はありませんが、服を見ていました。
すると、店員さんに話しかけられて、ピンクの服をおすすめされました。
そんなに買いたくないですが、熱心におすすめされるので、買わなければいけないような感じです。
例文3
食欲がないけど、食べないわけに(は)いかないな。
意味
わたしはあまり食べたくない。でも、何も食べないと健康に悪いので、食べなければいけない。
※食欲=食べたいと思う気持ち。
食欲がないのであまり食べる気がしません。
でも、何も食べないと体調が悪くなるかもしれないので、食べなければいけません。
例文4
甥や姪にお年玉をあげないわけに(は)いかない。
意味
わたしはあまりお年玉をあげたくない。でも、あげるのが習慣なので、あげなければいけない。
※お年玉=正月に、大人が子供にあげるお金。
みなさんの国にはお年玉はありますか?
わたしは20歳まで親せきからもらっていました ^^
おじいちゃんから1万円、おばあちゃんから1万円、おじさん・おばさんから1万円くらいです。
今ではわたしがお年玉をあげる年齢になってしまいましたよ…(笑)
ということで、日本では、親せきが集まったときなどにお年玉をあげる習慣があります。
この人も甥や姪にあげなければいけません。
あまりあげたくないけど、習慣なのでしかたがないです。
★クイズ★親せきの名前
「私」と「私の兄」のほかの人は、何と言いますか?!
↓
↓
↓
答え
例文5
同じ電車に乗ってしまったら話さないわけにもいかず、苦手な後輩と話すことになってしまった。
意味
苦手な後輩とあまり話したくない。でも、同じ電車に乗ってしまったら話さないのは不自然だ。だから、話さなければならなかった。
※苦手な人=自分と性格が合わなくて、嫌な感じがする人。
苦手な後輩と同じ電車に乗ってしまいました。
あまり話したくないですが、知っている人なのに何も話さないのは不自然ですね。
だから、しかたなく話しかけました。
例文6
明日の旅行が楽しみで眠れないけど、朝早いので寝ないわけに(は)いかない。
意味
明日の旅行が楽しみで寝ることができない。でも、明日の朝早く起きるつもりなので、寝なければいけない。
明日は旅行するので、早く起きるつもりです。
でも、旅行のことを考えると、楽しみでなかなか眠れません!
でも、寝なければいけません。
例文7
A「授業に出たくないなぁ。」
B「そういうわけに(は)いかないよ。高い授業料を払っているからね。」
意味
授業に出たくない。でも、高い授業料を払っているので、出なければいけない。
教師であるわたしが言うのは変ですが、授業に出るのが好きな人はあまりいないでしょう(笑)
でも、高い授業料を払っているので、授業に出ないとお金がもったいないです!
だから、出なければいけません。
例文8
今日は疲れてるから飲み会に参加したくないけど、そういうわけに(は)いかないよなぁ。
意味
疲れているのであまり飲み会に参加したくない。でも、参加するのが常識なので、参加しなければいけない。
みなさんは飲み会によく行きますか?
友達との飲み会なら楽しいですが、会社の飲み会は行きたくないときもありますよね。
この人は今日疲れているので、飲み会に行きたくありません。
でも、行かないわけにはいきません。
「会社の飲み会はみんな参加する」というルールがあるからです。

わたしはお酒が好きじゃないので、友達に誘われても会社の人に誘われても、ほとんど参加しません(笑)
だから友達があまりできないんだよなぁ(笑)